一つ痛みが治まったらまた別の痛みが出る理由
腰を痛めて治ったかと思ったら肩が痛くなる。
1つ痛みが治まったらまた別の痛みが出てきた、そんな経験ないでしょうか?
それは、痛みが治まる時期に新たに別の怪我などをして痛めてしまった、と言う場合は別ですが、元々痛いのが複数あって(例えば腰と肩と膝の3つ)、1つ腰の痛みが消えたら次は肩の痛みを感じるようになった。ということが多いようです。
なんで同時に感じないの?(同時に感じるものもある)
これにはどうやら「脳」が関係していそうです。
どういう事でしょうか?
腰が痛い時って腰が痛いと感じていますよね?(当たり前だろ笑)
でも実際は腰の神経をたどって脳が感じています。
そして、痛みの程度は怪我の度合いではなく、脳が過去の経験などを元に決めている。(という場合もあるというのが正しいかもしれませんね。)
皆さん、こんな経験ありませんか?
何かに集中している時は全く痛くなかったけど、それが終わったとたん痛み出した。
私はバレーボールをしていたのですが、指を骨折して練習なんかできなかったのが、試合当日はスパイク打ってもレシーブしても全然痛みを感じなく、逆にいつもより調子が良いくらい。という事がありました。
なぜこんな事が起きるのかと言うと、「痛みの程度は脳が心理状態に影響されながら決められているから」だそうです。
脳の気まぐれで痛みを採択している、だなんて・・・
腰が一番痛くて肩が二番目に痛い、という訳ではなく、本人(脳)にとって気になる、感じる順番がある。という事なんでしょうか・・・
いずれにせよ、痛みが1つ消えたらまた出てきた、というのは次々調子が悪くなっているというよりも、脳が心理状態に影響されながら、痛みの優先順位をつけているが故に起こる現象ということなんだそうです。
昔から「精神統一」「瞑想」など、心を1つに、あるいは無にすることが良いとされてきた理由も、できる限り心理要因で起こる不備を減らすためなのかも知れませんね。