カラッとしている北海道でも意外に多い「むくみ」
北海道で開院してから2週間が経過しました。
ありがたいことに初日から地元の患者さんが来院して頂いております。
そこで、この2週間で診てきた方々を振り返ると、
意外にもその半数以上に訴えのあった「むくみ」。
「むくみ」っていったい何で起こるのか知っていますか??
簡単に東洋医学的にお答えしてみましょう。
急性に起こるむくみ、水分やお酒の飲み過ぎによって翌朝顔がむくんじゃって・・・というパターン。
これは「肺の宣発粛降機能の低下」と言って、呼吸器の元気がなくなるとこのようなむくみが生じると考えています。
呼吸が浅い、運動不足などから起こると考えています。
慢性的にある下半身のむくみは、胃腸機能や腎機能の低下、特に冷えて機能低下することで起こると考えています。
水分、冷たい物、生もの、甘いものの摂りすぎで胃腸を冷やし過ぎると起こります。また、外気の湿気が多くなることでさらに胃腸の機能が低下するため、湿気の多い時期にも多発します。
本来、日本は湿気の多い国ですので、梅雨から夏にかけて外気の湿気が多くなると共に、暑さから冷たい物や水分を摂りすぎることによって下半身のむくみ、身体が重だるいなどの症状を発症する事が多いとされています。
しかし、北海道はカラッとしていて、梅雨もなく、夏でも朝晩は涼しいため、この湿気の影響はないのかな?と考えていました。
意外にも下半身のむくみを訴える方が多い事に驚きましたが、共通点として、
①車社会のため歩くことが少ない、
②甘いものが好き、というものが挙げられます。
歩くこと(動くこと)で水分が腎臓まで運ばれます。甘いものの摂りすぎは胃腸の機能を低下させ、身体の中に湿気を生みます。
北海道の場合、外気よりも内臓機能の低下によってむくみを発症する事が多いのかな?
むくみで悩んでいる方、東洋医学的に自分の日常を分析してみることをオススメします。