旭川で不妊治療をしている方へ 豆知識vol4 〜月経の役割〜
今日はさらっと簡単にまとめますね。
月経とは妊娠するための準備期間であり、赤ちゃんがいつ来ていいように、子宮をいつでもきれいで栄養豊富な状態にしておくために定期的に出血して補充してを繰り返している。
と言うことでした。
とは言っても、毎月通常通り生理が来ているのに妊娠出来ない事が多々あります。
妊娠するためには何をすればいいのか・・・
現代ではARTを中心とした生殖医療がありますが、それでも結果を得られないこともあります。
東洋医学では、妊娠するために特別何か行わなくてはいけない。と言うことはなく、健康で元気でいられるようにすることが結果として妊娠にも良いと考えています。
食べ物から得る栄養、精神状態、運動や睡眠が身体に影響していき、結果として妊娠にも影響しますよ。ということなんです。
つまり、生活習慣を見直し、心身のアンバランスを整えることが妊娠の可能性をあげるための基本中の基本ではないか、と。
実際に治療する場合はもっと細かく身体の状態を分析して診ていきますが、大きな意味での考え方はこのようにみています。
鍼灸での不妊治療では、生理周期に合わせた治療であったり、ARTの治療に合わせた治療を行っていきますので、上記の様にそう単純ではありませんが、まずはそこから始めて、同時進行で状態に合わせた問題を解決していくサポートをしていきます。
今も昔も、「生活習慣を見直し、心身のアンバランスを整える」
事が難しいから医療であったり癒しというものが必要になっているのでしょうから、一番難しい課題なのかも知れません・・・
何にもしなくても簡単に妊娠出産できます。なんてことは今も昔もなく、妊娠出産は大変で危険で、でも命が生まれるという奇跡的な出来事には違いありません。
辛く厳しい不妊治療、というものではなく、自分の身体のためであり、生まれてくるであろう命のために「やさしい生活」を目指して準備して行くことが、東洋医学が目指す不妊治療なのかな、と日々臨床を通じて思います。
・・・。
今日はこの辺で。
最近よく耳にする「卵子の質」
次回は年齢による影響について東洋医学ではどのように考えているかお話しますね。