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30週の骨盤位(逆子)で受診された41歳Iさまより、無事正常分娩での出産のご報告

町外よりご来院のIさま、30週の骨盤位(逆子)で受診されましたが、無事頭位に戻り、その後出産のご報告を頂きました。

主訴:

骨盤位(逆子)

経過:

妊娠30週まで骨盤位(逆子)のままで、帝王切開の検討を医師から伝えられた事から鍼灸院を探し、当院へご来院される。

東洋医学的所見:

元来手足末端が冷え、肩こりやめぐりが悪いことから、漢方や食事で体質改善をしていた方でした。

当院で身体を診たときも、血瘀症状(めぐりが悪い)に加え、腎陽が少し不足している状態であったため、軽い活血化瘀と補腎陽を主に治療方針を決めました。

治療経過:

初診時では、お腹が張っている状態でしたが、治療後お腹の張りが取れており、胎動もしっかりしていたため、この方針で進める事に。

使ったツボ:背中、足首、右の小指、腰骨のツボ

3診目(31週)までに胎動が大きく回った感じがしたが、また戻ったような感じとのこと。3診目の治療後頭位になった実感あり。

後日診察を受け、頭位を確認。

4診目、頭位の診断を受けたが、念のため身体の状態を診て、自宅で出来るお灸もお伝えし、2週間後の診察で問題なければ無事ご卒業ですとお伝えし、結果頭位でいてくれていたため、卒業される。

その後、無事頭位で正常分娩で出産された旨ご報告頂きました。

考察:

東洋医学から診た骨盤位は、上下の熱のバランスが崩れた状態、心身が緊張状態にある場合、体力や栄養が不足し過ぎている場合などに起こると考えています。

Iさまの場合も、熱のバランス、緊張状態があり、それらの調整をする方針でした。

逆子では、女性誌などでもよく目にする、「三陰交」や「至陰」のお灸が有名ですが、身体の状態に合わせて使い方が異なってきます。

身体に合ったツボを使うことが大切であって、逆子だからこのツボを使えばOK、という単純なものでもないのが東洋医学の難しい(奥深い)ところですよね(苦笑

逆子の診断を受けた、または妊娠中の不調、しいては妊娠前の体調管理に鍼灸治療はお勧めです(^^)/

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