鍼灸師の妻が逆子と診断されました。〜逆子治療奮闘記 fin〜
前回のつづき。
結果は・・・
無事に頭位(頭が下)に戻った事を確認できました!
いや~、無事に戻ってくれて良かったです。
普段は患者さんから結果を伺うだけなので、診察室に入って直接結果を知るのは初めての体験でした。
ところで、東洋医学で逆子をどう考えているか、皆さん知っていますか?
東洋医学では、人間の身体の頭側が「陽」とし、足側を「陰」とします。
通常、頭の方に熱(陽)が昇りやすくできているのが自然の節理なのですが、これだと身体的には調子が悪いので、機能面では、頭が涼しく(陰)足が暖かく(陽)なっていることで、陰陽のバランスがとれていると考えます。
これを「頭寒足熱」と言います。
赤ちゃんは28週以前まではぐるぐると母体の中を回り、陰陽を循環させているのですが、出産間近になると、母体の陽側に赤ちゃんの足「陰」が、母体の陰側に赤ちゃんの頭「陽」になることで、バランスを整えるようになります。
母体の頭寒足熱が赤ちゃんの道しるべになっている感じです。
母体のお尻や足が冷たくなっていたり、循環が悪くなっていたりすると、道しるべが通常とは違う所にあるため、赤ちゃんが迷って逆子になってしまうと考えています。
と、ちょっと非科学的なお話になりましたが、東洋医学的にはこう考えています。
簡単に言うと、
母体の調子を整える事は、赤ちゃんの健康、出産の準備にも必要なので、身体にやさしい生活を送りましょう!
ということです。
では、逆子治療奮闘記シリーズはここで一旦おしまいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました~