生理の状態でからだの体質がわかる?
きむら鍼灸院では、女性の患者さんには必ず生理関係についての問診を行います。
それはなぜか?
生理前後に出現する不調や特徴でその人の体質がおおよそ見当がつくのです。
では、実際に具体的な症状と共にタイプをお話していきましょう。
1.ガス・便秘タイプ
生理出血前になると便秘になったりガスが溜まる方、イライラしてしまう方はこのタイプ。
特徴的なのは生理出血が始まるとすーっと楽になること。(便秘やガス腹、イライラが解消)
東洋医学では「気滞」と言います。ここにむくみやすい等が入ると「水滞」と言います。
2.冷え・生理痛タイプ
生理出血前になると身体が冷えたり、お腹や腰が痛くなるタイプ。
特徴的なのは、温めると楽になる、生理出血に塊が出やすい。
東洋医学では「瘀血」と言います。
3.貧血タイプ
生理出血が始まると貧血症状、髪がぱさつく、肌がかさつくなどの症状が出るタイプ。
特徴的なのは虚弱で元気がいつもないタイプ。
東洋医学では「気血両虚」と言います。
4.おりもの、出血にニオイが出るタイプ
おりものが黄色みがかる、出血にニオイがあるタイプ
特徴的なのは吹き出物が多い、微熱がでたり、食生活に偏りが多い方に出やすい。
東洋医学では「湿熱」と言います。
詳しくやるともっとたくさん分類があるのですが、上記4タイプが私が診てきた方々では多いのかなと思います。
生理を聞くだけで、何が一番の悩みで受診された方であっても、その悩みを解消するためには役に立つ情報を得ることができますし、治療方針を決定するのに大きな役割を果たしてくれます。
ご自身の生理がどんな状態か、毎月観察する事をオススメ致します。