膝って何で痛くなるのだろう?
ここ数日暑くなったり涼しくなったりの北海道。
35度を超す真夏日だったのが、15度になったりと・・・
急に気温が変わると出てくる症状があります。
それは、腰痛、膝痛その他諸々・・・
今日はその中の膝痛について。
膝の痛みってすごく厄介ですよね。立ち上がる度に「痛っ!」ってなる。
毎回痛みがあると滅入ってきます。
ところで、膝の痛みって何で痛くなるのでしょうか。
今回も東洋医学的に考えてみましょう。
膝は関節で、その関節は筋肉で動き、靱帯などで支えられています。
結論、膝の痛みは、
①甘いものの食べ過ぎ(暴飲暴食)、
②過労・老化によって発症すると考えます。(大枠です)
膝の周辺は、経絡というツボの線路がたくさん通っています。
①甘いものを食べすぎる(暴飲暴食)と、「脾・胃腸」の働きが弱ってしまいます。
この時に出やすい症状は、雨が降る前に痛い、水が溜まる、重苦しい痛み、頑固で長引く痛みです。これに熱型と冷え型(寒型)に分かれ、膝に熱感がでたり、冷えると悪化したりと症状が変わってきます。
②過労・老化をすると、生殖活動や生命活動の源を管理している「腎」の働きが弱ってきます。
この時に出やすい症状は、腰や膝に力が入らなくなるような症状です。
上記のような理由で内臓の働きに異常が起きると、その経絡と関係する場所に痛みが出たりしていきます。
その他、怪我(外傷)で起こるものなど、発症の原因はまだまだありますが、鍼灸院に来院する方で多いのが上記の原因です。
日常の生活習慣が、膝の痛みにも直結していくと考えるのが東洋医学。
膝の痛い所だけをケアしていても治まらない方、日常を見直すきっかけにしてはいかがでしょうか。